あなたの家紋は
あなたは家紋を知っていますか。
と尋ねて「ハイ」と答える人の少ないのに驚いてしまいます。
家紋はお墓のみと考えていませんか。
日本人は精神性を重んじると言われますがはたしてどうなっていくのでしょうか。
娘が嫁ぐとき持っていく実家の紋、
留袖・色無地、喪服などに付けていく紋は地域によって違います。
関西では母方の紋、関東では父方の紋になります。
そのときに少しだけ優しく変えることもあります。
例えば、桔梗の紋ですと
のぞき桔梗やふちだけを描く陰桔梗にし、これを女紋とし優しさを表現します。
本来、一軒の家には父の紋、母の実家の紋と二種類あることになりますが
北海道の場合は父方の紋を持たせることが多いようです。
陰紋
比翼紋
日向紋
桔梗のぞき紋
糸輪に覗き桔梗
崩し紋
結び桔梗
紋の着いた着物には、家族の共通の心があり
生きる上で最も深い心の絆に成っているのではないでしょうか。
あなたの家紋を今一度確かめては如何でしょうか。
NPO法人日本時代衣裳文化保存会理事
林豊子きもの学院 北海道学院長
信田 豊愁
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