2008年10月22日水曜日

秋を満喫!合同授業

10月19日、札幌事務局では
さわやかな秋晴れのもと、合同授業を開催いたしました。

毎回さまざまな角度から和の文化に切り込む合同授業。
今回は五感を刺激し、
ワンランク上のきものの着こなしを目指す“実践編”です!!

まずは味覚からまいりましょう(笑)
ロイトン札幌カフェトリアノンにてランチバイキング。
この日は
「畑のごちそう カラダがよろこぶ自然派ランチ」
ということで、主に道内産有機野菜を中心としたメニュー。
食の安全性が問われる今、嬉しい内容です。

食事中、参加者から
「お袂(たもと)が邪魔で奥にあるお料理が取れない!」
との訴えが。
そうです!! 食卓でお醤油を取ったりする時は
片手で袂を押さえて…なんてできますが
ビュッフェスタイルだとお皿を持っていますから無理ですよね。
すかさず先生が「まずお袂を持ち、その手にお皿をのせて…」と
実践してみせてくれます。


このようなマナーは解っているつもりでも
実際の場面になると「アレ?」ということが多いものです。
今回の合同授業は教室を飛び出し、きもの姿での
ナチュラルな立ち居振る舞いを身につけるレッスンなのです。

お食事の後は、ウォーキングスタイルを美しく。
きつけが上手にできても
草履で歩く事に慣れていない方、意外に多いんです。
紅葉が舞い散る秋の路を道立近代美術館目指して
「歩く姿は百合の花」、大移動です。


近代美術館で開催中のコレクションギャラリー
「季語のみえる風景」を鑑賞。
俳句などによみこまれ、季節を表す「季語」。
季節感の表現に焦点を当てた作品の数々を
学芸員さんが意外な切り口から解説してくださいます。



季節の移り変わりを尊ぶ日本人にとって
身につける衣服は重要アイテム。
きものの柄として用いられる事の多い文様を
「季語」になぞらえ分類してみると
新たな楽しみが発見できるかもしれません。
“菊”や“紅葉”の柄は、やっぱり秋に着たい!
ですよね?


穏やかな秋の午後を満喫し、
またちょっと自分の中にある“和”が色づきました。

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