日本には季節の変わり目ごとに四季折々の美しい習慣があります。
長い歴史の中で連綿と伝えられて来た和の文化。
家庭文化、お正月、節分、雛祭り等々…
しかし、今日の行事は形式だけが伝えられ、
本来の意味合いがすっかり忘れられております。
今月から毎月、そうした行事を通し
未来へ向け不易なものとしての和の文化を
伝えてまいりたいと思います。
先人達が残した知恵に学び、
豊かな優しい心を育んでまいりましょう。
長い歴史の中で連綿と伝えられて来た和の文化。
家庭文化、お正月、節分、雛祭り等々…
しかし、今日の行事は形式だけが伝えられ、
本来の意味合いがすっかり忘れられております。
今月から毎月、そうした行事を通し
未来へ向け不易なものとしての和の文化を
伝えてまいりたいと思います。
先人達が残した知恵に学び、
豊かな優しい心を育んでまいりましょう。
花まつりQ&A
Q1 「花まつり」とは?
A 4月8日お釈迦様の誕生日のこと
灌仏会(かんぶつえ)または仏生会(ぶっしょうえ)といいます
春爛漫の頃、旧暦では今年5月2日
Q2 お釈迦様は実在の人物ですか?
A 紀元前4世紀以前の実在の人物
釈迦国(ネパール南方からインドにかけての小国)の王子で、
ゴーダヤ・シッタルーダといいました
お釈迦様とは釈迦牟尼(しゃかむに)のことで
「釈迦」とは種族名、「牟尼」は聖者を表す言葉
「釈迦族の聖者」という意味です
Q3 花まつりに花御堂のお釈迦様に甘茶をかけるのはなぜでしょうか?
A 誕生後すぐ七歩あるいて両手で天と地を指し、
「天上天下唯我独尊」と言われたそうです
これを聞いた八大竜王が喜び天上から甘露の雨を降らし
産湯をつかわせたという伝説に由来します
現在では無病息災を祈る行事として定着しています
天上天下唯我独尊:
宇宙の中で自分より尊いものはない
花にも木にもこの世に生きている全てに尊い命があり
大切なもの
Q4 無憂樹(むゆうじゅ)が菩提樹と呼ばれるようになったのは何故ですか?
A 6年間あらゆる苦行を試みたが悟りの境地を得られず
心が満たされなかった
苦行を止め、ある村の清流で身体の垢を落とし
村人スジャーターの捧げた牛乳粥をすすって
弱っていた身体を休めた
そして無憂樹の下で瞑想した釈迦は
宇宙・人生の心理を悟り仏陀となったといわれています
Q5 花まつりのアレンジ
A 春爛漫の様子を桜や小手毬、スイートピーで表し
天に向かって伸びる竹の子で釈迦を表現しています
春の野菜ウドを表面に盛り、独活を表しています
独活:(仏教語)
金剛杵の一種で、金属製の仏具のこと
独立心を表す意味があり、博多帯は独鈷紋様になっています
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