月の始めの午(うま)の日の事、 そして“午”は“五”と通じ、
五月五日を端午の節供としました。
古代中国では、菖蒲を浸した酒を飲み、
蘭を入れたお湯で沐浴すると災難が祓える、と云い、
又、野外に出て菜草をとり、
よもぎを家の前に吊したりして魔除けとしました。
○菖蒲の節供【別名】
菖蒲が“尚武”(武を尊ぶこと)に通じる事から、
江戸時代、男の子の節供に変わりました。
菖蒲は邪気を祓い疫病を除く効果があります。
江戸時代、男の子の節供に変わりました。
菖蒲は邪気を祓い疫病を除く効果があります。
○子供の日
昭和23年に国民の祝日と定められ、
「子供の人格を重んじ子供の幸福をはかると共に母に感謝する日」
となっています。
「子供の人格を重んじ子供の幸福をはかると共に母に感謝する日」
となっています。
○柏餅
柏の木は親葉が枯れても冬の間落ちず、
次の若葉が出るのを見届けるように古い葉が落ちるので、
跡継ぎが絶えない様、親が子の無事を願う心を表しています。
母に感謝をして柏餅をいただきたいものです。
次の若葉が出るのを見届けるように古い葉が落ちるので、
跡継ぎが絶えない様、親が子の無事を願う心を表しています。
母に感謝をして柏餅をいただきたいものです。
○ちまき
戦国時代の携帯食の名残で、
鉄砲の形に似ていることから武士の魂を託しています。
鉄砲の形に似ていることから武士の魂を託しています。
○鯉のぼり
鯉の滝のぼりが竜門の伝説と共に
子供の出世を願う親心を表しています。
子供の出世を願う親心を表しています。
○竜門の伝説
鯉のウロコは36枚、竜は81枚のウロコがあると云われています。
中国の黄河上流に竜門と呼ばれる荒瀬があり、
鯉だけがのぼると云う伝説があり、
人間世界の“栄進”が「登竜門」と云う言葉になっています。
中国の黄河上流に竜門と呼ばれる荒瀬があり、
鯉だけがのぼると云う伝説があり、
人間世界の“栄進”が「登竜門」と云う言葉になっています。
○吹き流し
五色(青・赤・黄・白・黒)の色が、
“五常の心”(仁・礼・信・義・智)を表しています。
“五常の心”(仁・礼・信・義・智)を表しています。
○五月人形
鎧カブトをつけた武者姿は
武士としての出世を願うものです。
武士としての出世を願うものです。
小林豊子きもの学院 北海道学院長 信田豊愁
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