日本のきもの ~文様は語る 壱~
日本は豊かな四季に恵まれ人々は花鳥風月を愛で
そこから生み出された文様は生命力あふれ
またあらゆるものを具象化し、意匠化し表現してまいりました。
その歴史の中で豊かさと美しさを深め
「伝統」と「現代」の融合を創作し、きもの・帯に描かれてきました。
その文様に秘められた心を2回にわたってご紹介いたします。
・七宝文様
仏教の七宝に由来する有識文で
金、銀、瑠璃、水晶、珊瑚、瑪瑙、真珠などの宝をあらわすもので
別名「輪つなぎ」とも言います。
これは極楽浄土を願う十二支の守護石で、
この文様を身につけることで身を守ることに繋がると言われています。
・四君子文様
梅、菊、蘭、竹の総称で上品な吉祥文はおめでたいものとされています。
梅は冬の寒さに耐えて花を咲かせ、菊は「精気」を増して長寿
蘭はこの香りのように美しく、
竹は気高く中は空洞で益を得ると言われております
あなたも一度この文様を身につけてみませんか。
NPO法人日本時代衣裳文化保存会 理事
小林豊子きもの学院 北海道学院長
信田 豊愁
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