日本のきもの ~文様は語る 弐~
きもの、帯の色柄は個人によって好みが異なります。
しかし文様の意味合いが分かると選び方も違ってきます。
例えばおめでたい席に出席するときに
松竹梅や鶴亀文様のきもの・帯を着用しますと
それだけで喜びを大きく表現することができ
相手にも心が通じます。
・南天文様
お正月の生け花に使われる南天の赤い実は
吉祥文の一つとして江戸時代から使われてきました。
即ち「難を転じて福をもたらす」という縁起の良さが
きもの・帯の文様として意匠化されてきました。
・鱗文様
三角形の文様と地が交互に構成され
魚の鱗に似ているのでこの名がついたと言われています。
また一説には龍や蛇の鱗に由来するとも言われ
厄除けの文様となっています。
「新撰組」の羽織にも付けられています。
しかし何より33歳の大厄の方は是非身につけて欲しい文様です。
NPO法人日本時代衣裳文化保存会 理事
小林豊子きもの学院 北海道学院長
信田 豊愁
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