2013年1月20日日曜日

嬉しいお正月のひとコマ

札幌校にて助教授科を受講中の齊藤さん
お正月に姪御さんに七五三の晴着を再びきつけしたところ、


お姉ちゃんのきもの姿を見た妹のゆうちゃん6歳が「私も!」
もちろん喜んで着せます。


その後、嬉しい出来事が起きました。
きものを脱いだゆうちゃんが
自分できものをたたみ始めたのです!
これには周りにいた大人たちもびっくり。


この祝い着は
齊藤さんのお母様が齊藤さんと妹さんのために用意したもの。
大切に保管され、時を経てふたりの孫へ。
齊藤さんが当学院の門をたたいたのは
お亡くなりになったお母様が大切にされていたきものたちを
ふたたび輝かせてあげたい、という思いからでした。


そんなきもの好きの血がゆうちゃんにも流れていますから
おばさんがきものを出し入れする度にたたんでいる様子を見ていて
自然に「着た後はこうするもの」という意識が芽生えたのでしょうね。

毎日の生活の中で自然に覚え身に付けていくのが「躾」
そんな事を思いださせてくれる、嬉しいエピソードでした。


日本の文化は守られていきます。

札幌で新年交礼会

1月6日 東京ドームホテル札幌にて新年交礼会を開催いたしました。

会に先立ち
昨年一年間にきもの講師の資格を取得された方々への
認定式が行われました。
努力の証である免許状を授与され思いもひとしお
今年もより高いレベルを目指し頑張っていただけることでしょう。


そして、オープニングショ―
「平安朝女官後鏡(へいあんちょうにょかんうしろかがみ)」と題し
十二単の「唐衣」「裳」の着装法による五種の着方を
一堂にご覧いただきました。

先ずは「空蝉」(裳抜けの空)からの着装。


後宮におかれた十二の司
現代でも食べ物を扱う方は髪をまとめるのと同様
それぞれの役目によって後ろ姿に違いがあります。


MCの鎌田アナウンサー(HBC)が
宮島学長に質問を投げかけ、答える形で解説いただきました。


1000年の時空を一気に超えて
現代きものきつけをご覧いただく「きつけ舞」へ。
きつけの技を美しく、心をひとつに魅せる学院のお家芸
4分間、髪の先からつま先まで、神経を研ぎ澄ませます。


沢山の御来賓の方々を代表して
参議院議員 橋本聖子様
JR北海道社長 小池明夫氏
からご挨拶を頂戴いたしました。


在校生・卒業生・関係者の方々がお集まりいただき
会食の合間には
楽しくカラオケを披露いただく場面も。

そして
毎年秋に開催しておりますチャリティーバザール呉美の市
収益から交通遺児のために寄付させていただいております。
交通安全推進委員会様より
本年も感謝状をいただきました。


この新年交礼会に出席いただければ
学院の「今」が全てわかる
そんな会となりました。


皆さまとともに笑顔で新しい一年をスタートできますことを
光栄に思います。