2009年2月3日火曜日

節分。

節分とは季節の分かれ目のことで、
立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいいます。

年中行事としては、
立春の前日2月3日に行われる節分が特に重く考えられたのは、
長い冬の寒さに耐えてようやく迎える「春立つ日」の喜びが
大きいものであったからと思われます。

「節分」には「豆まき」が一般に行われていますが、
「お化け」をご存じでしょうか。
浅草や祇園などでは
芸者・芸妓が通常の衣裳ではない様々な扮装をします。
一説には子供の様な格好をしたことから「お坊髪」と呼ばれ、
それが「お化け」になったとも・・・

いつもと違う扮装をすれば魔を追い払うことが
できるといわれています。

2009年2月1日日曜日

新年を華やかに祝う。

1月18日札幌後楽園ホテルにて新年交礼会が開催されました。
学院創立40周年を迎える節目の年にふさわしく
全道各地より300名の皆様にお集まりいただき
盛大に新年を祝いました。


毎年趣向を凝らしたオープニングアクトで幕を開けますが
今年は‘超’華やか!!
舞妓さん・芸者さん姿の20名が客席を練り歩きます。

そして舞台上、きつけ舞「芸者早着せ」のスタートです。

長唄「雛鶴三番叟」の生演奏に乗せて、
着せ手の卓越した技術と息の合った舞い手の洗練された動きに
客席の皆さんは釘付け!
他では見ることができないパフォーマンスに
学院伝統の精髄と時代の息吹を感じていただけたのでは…

会食をはさみ、
「岩崎伝札幌鬼剣舞」の登場。
九百年以上の昔から凶事をさけ吉祥を呼ぶ呪術として
岩手県各地で踊られてきた鬼剣舞は
鬼面と長いカツラ、大口袴をつけ、拍子に合わせて舞う踊り。
この日お集まりの皆様は邪気を祓われ
一年を安泰に過ごせることでしょう!?

http://ho-ko.jp/kenbai/index1.html



そして
歌手のおふたりもかけつけていただきました。
札幌出身の「ちはらさき」さんは
お母様が当学院できつけを学んだ教授免許保持者。
身についたおきもの姿で「夜祭り恋歌」をしっとりと歌い上げます。

http://www.fromsounds.jp/

「深田るみ子」さんは
司会進行のHBCアナウンサー鎌田強氏との
軽妙なトークの掛け合いとデュエットで会場を沸かせます。
「ロックソーラン節」ではコール&レスポンスも巻き起こり
会場はヒートアップ!

http://www.fukadarumiko.com/

エンディングは人形浄瑠璃、
札幌で活動歴14年の「あしり座」。
能の「翁」を下敷きにしたご祝儀舞「二人三番叟」を
ご披露いただきました。
三人が一体となっての見事な人形遣い、
間近に見るのは初めてという方が多かったようです。


皆様にとって素晴らしい一年でありますよう祈念し、
信田学院長ご発声による「〆の手開き」で幕を閉じました。

様々な分野の伝統文化が一堂に会した本年の交礼会。
形は違えども、伝統の継承と啓蒙への志は同じであると感じました。
ご出演いただきました皆様、
舞妓・芸者お支度のため早朝よりお集まりいただきました生徒の皆様、
ご協力ありがとうございました。