2008年11月24日月曜日

交通遺児に愛と夢を・・・

11月23日、お陰様をもちまして
「HBCチャリティーバザール呉美の市」が無事終了いたしました。

今回は岩見沢・苫小牧・札幌会場にて
「舞妓・芸者体験会」を実施。
華やかな舞妓さん・艶やかな芸者さんが会場を彩りました。
最終日の札幌ではNHK朝ドラ「だんだん」さながらに
別嬪さん母娘の芸者・舞妓さんが登場。

美しい西陣織をバックに京都気分の中澤さん親子。
「されるがまま気付いたら芸者さんになってました!」と千鶴さん。
りさちゃんは「かつらがチョット重いの」

たくさんの方々から頂戴いたしました善意のお心は
北海道交通安全推進委員会を通し
交通遺児育英資金としてご寄付させていただいております。

ここで奨学金制度を受けられた方の「思い」をお伝えいたします。


私達家族は平成5年秋の突然の出来事から現在に至るまで
家族一人一人が自分を見失わずにこれたのは
交通安全推進委員会の応援があったからこそだと確信しています。
長男を始め長女、二男と各自の希望する高校、大学、専門学校へと
進学することが出来ましたこと、深く感謝申し上げます。
思えば主人が交通事故で亡くなってから早いもので十五年が経ちました。
男の子は小さい頃は病弱で私もつい弱気になりがちでしたが
毎日毎日気持ちを奮い立たせて頑張ってきました。
そんな長く厳しい子育て時代も今は大きく成長してくれた子ども達をみる時
やはり大きな喜びとなるのです。
長女は自分のやりたい仕事につくため専門学校へ通わせていただき
今希望する会社へ就職が決まりました。
亡き夫はこの娘の成長が何より気にかかっていると思います。
娘も人知れず寂しかったに違いありません。
愚痴一つこぼさず頑張っている娘に私の方が励まされ続けました。
来年は成人式です。可愛い晴着姿を主人にも見てもらいたいです。
大空に向かって報告します、「こんなに大きくなりました」と。
子ども達の入学、卒業式の度に主人に報告してきました。
娘の成人式の日、私は初めて主人に「ご苦労様、ありがとう」と
言ってもらえる気がしています。
でもいつまでも子育ては続きますので気を緩めずに頑張ってゆきます。
ありがとうございました。


札幌市 佐藤真理子

毎年、趣旨に賛同しご来場いただきました御礼に
学院よりささやかなプレゼントを用意しております。
本年は北海道社会福祉事業団福祉村の授産品を使用させていただきました。


「授産品販売による僅かな収益が障害を持つ方々の生きる希望となる」
というお話に、私達の活動が微力ではありますが
お役に立てている事に無上の喜びを感じました。

「きもの」という伝統文化を通し、様々な形で社会へ貢献できますよう
今後とも精進してまいります。
皆様からのあたたかいご支援に心より感謝申し上げます。

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