2009年7月13日月曜日

「花魁姿」体験記

6月19~21日
「第24回日本伝統衣裳の復元・きもの展」にて
スペシャル企画!
「特別講演と花魁衣裳体験」
が開催されました。

NPO法人日本時代衣裳文化保存会理事長であり
小林豊子きもの学院学長の宮島健吉先生による
特別講演「時代衣裳に見る愛と美」
にお集まりいただいた沢山の方々に
花魁衣裳の着装を体験していただきました。

正式に衣裳・かつらをつけると
20㎏近くになる豪華絢爛な花魁姿。
短時間で気軽に体験していただけるよう
俎(まないた)と呼ばれる大きな前帯と
襠(しかけ)と呼ばれる打掛のみを
着ていただきました。

その中のおひとりで
現在、小林豊子きもの学院旭川事務局
渡辺豊慎先生のもとできつけを学んでいる
遠藤あゆ美さんに感想を伺いました。

「重たくてあつかったのが印象です。
でも、人生で最初で最後の体験だと思うのですごく嬉しかった!
感動しました!!」

近くにきつけ教室がある事を知り、
お稽古を始めて4ヶ月のあゆ美さん。
きもの展では目にするきものの美しさに驚きの連続。
これからも様々な経験を通し、
きつけの技術ときものへの想いを高めていただけることでしょう。

特別講演では
俎や襠に描かれた「鯉」や「もみじ」の意味合いや
胴抜きと呼ばれる間着に隠された理由、
足袋を履くことが出来なかった花魁の悲しい身分など
類い希な衣裳に込められた
‘愛’にまつわるストーリーをうかがうことができました。

着装実演を担当していただきましたのは
日本時代衣裳文化保存会会員のみなさん。
衣紋の作法に則った美しい所作をお見せくださいました。
ありがとうございました。

赤川 豊朋   秋元 豊春果  石下 豊美子
井上 豊敬   小野 豊雅   木村 豊俊
久野 豊珠   黒岩 豊美   古池 豊凌
小林 豊由彩  斎藤 豊亜紀  齋藤 豊元
佐藤 豊富沙  髙橋 豊菜   田中井 豊綬
谷口 豊翠   玉山 豊一哉  長砂 豊苗
丹羽 豊佐紀  丹羽 豊彩   林 豊紀
福屋 豊友   前川 豊穂   正木 豊伎
室谷 豊萃   鷲尾 豊奈
                  (敬称略 五十音順)

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