2008年5月29日木曜日

和文化きもの豆知識⑤

日本のきもの ~文様は語る 弐~

きもの、帯の色柄は個人によって好みが異なります。
しかし文様の意味合いが分かると選び方も違ってきます。
例えばおめでたい席に出席するときに
松竹梅や鶴亀文様のきもの・帯を着用しますと
それだけで喜びを大きく表現することができ
相手にも心が通じます。


・南天文様

お正月の生け花に使われる南天の赤い実は

吉祥文の一つとして江戸時代から使われてきました。

即ち「難を転じて福をもたらす」という縁起の良さが

きもの・帯の文様として意匠化されてきました。


・鱗文様

三角形の文様と地が交互に構成され

魚の鱗に似ているのでこの名がついたと言われています。

また一説には龍や蛇の鱗に由来するとも言われ

厄除けの文様となっています。

「新撰組」の羽織にも付けられています。

しかし何より33歳の大厄の方は是非身につけて欲しい文様です。



NPO法人日本時代衣裳文化保存会 理事
小林豊子きもの学院 北海道学院長
信田 豊愁

0 件のコメント: