2010年2月11日木曜日

新年交礼会ご報告

去る1月17日、
札幌後楽園ホテルにて新年交礼会が開催されました。
本年は北海道創学40周年を迎える節目の年
全道各地より200名を超える皆様にお集まりいただき
盛大に新年を祝いました。

会の幕開けは「書と鼓」の響演。
札幌を拠点に“書のライヴ”活動に精力的に取り組んでおられる
若山象風先生のダイナミックでありながら繊細な筆の運び。
邦楽の道を究め、その凜としたたたずまいからも感じ取れる
気迫のこもった響きを奏でる堅田喜千城先生の大鼓。
舞台で繰り広げられる荘厳な“魂のバトル”は鳥肌もの!!
誠を尽くしたパフォーマンスに強い感銘を受けたオープニングでした。

続いて学院のお家芸、きつけ舞。
今回は男装による「黒田節」。
日頃は物腰柔らかな(?)5人のきつけ講師達が
一糸乱れぬ凛々しい動作で紋付き袴を着上げていきます。
そして剣詩舞とのコラボレーション。
野尻鶴伸先生による勇壮な舞「名鎗 日本号」に
さらに精悍さを添えます。
お客様から「見事な肉食系女子」とのお褒めをいただきました(笑)
会食をはさみ、
ここからはカラフルでポップな振袖ショー「花の心を帯に…」。
学院ではきつけだけではなく、
自然の美を愛で、より美しい瞬間をきりとる感性を磨く
フラワーアレンジメントのクラスもございます。
きものと花の美しさ、きつけとアレンジの技術を融合させ、
華やかな振袖姿を創りあげます。
10人の振袖姿の生徒さん達がモデルとして登場、
はじけんばかりの美しさに会場内は一気に華やぎます。
肉食系女子・紋付き袴姿の講師達も再登場、
ポップスに合わせて軽快に(!?)ステップを踏みます。 未来への希望をのせた若々しいショーに
会場いっぱいに笑顔の花が咲き乱れました。
エンディングは十二単・束帯姿での「王朝の舞」。
古典舞踊の葵紫紅さんと
ブロードウェイ出演経験を持つダンサー三浦勇太さん
ジャンルを超えたおふたりが
光源氏と葵の上の“うたかたの愛”を風雅な舞で表現します。
衣裳の美しさと情感あふれる舞にしばし時を忘れます。

最後に
昨秋皆様にご協力いただきました「呉美の市」での収益の一部を
交通安全推進委員会へ
“交通遺児育英基金”として贈呈させていただきました。
毎年この場で社会貢献のご報告ができますことを大変嬉しく思います。
皆様のご支援の賜と、あらためて御礼を申し上げます。

皆様にとって素晴らしい一年でありますよう祈念し、
信田学院長のご挨拶で幕を閉じました。

卓越した技術を持つ者達が集い協力してひとつの作品を作り上げる。
それぞれの最高を尽くすことで素晴らしい影響を与え合い
単独では見ることのない頂に到達する。
“人の和”が生み出す大きな力を感じる一日でした。

ご出演いただきました皆様、
前日リハーサルに始まり当日早朝よりお集まりいただきました生徒の皆様、
ご協力ありがとうございました。

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