2009年4月2日木曜日

春のイベント×3

3月22日(日)、札幌後楽園ホテルにて
札幌・小樽・岩見沢地区による3つのイベントが開催されました。

まずは「名取授豊の会 第17期研修講座」。
「名取授豊の会」とは、
小林豊子総合学院長から「豊」の一字をいただいた雅号を持つ方、
すなわち「きもの教授・教授補」の資格を有する方で構成されており、
より高度な技術・知識・感性を磨くため、年に2回 さまざまな観点から
日本文化を深く学びます。

今回のテーマは
「色彩心理学 カラーストーリー」と題し、
色が発するパワーが人間の心理に与える影響を
実践を交えて考察しました。
感情表現に添った色をカラーチャートから選びます

古来より日本人は十二単などの「かさねの色目」に
季節の移り変わりを表現してきました。
TPOに合わせた自分をプロデュースする最高のツールとして
有効的に活用したい“カラー”。
奥が深い世界ですが、感性を磨き色を味方にする術を
ぜひ身につけたい!
と、意欲満々のみなさんでした。

会食をはさみ、続いて「合同認定式」。
昨年一年間に「京都きものコンサルタント協会きもの講師免許」を
取得されたみなさまが免許状を授与されました。
授与される方にとって「先輩」にあたる方々が見守る
厳粛なムードの中、
信田北海道学院長からおひとりづつ免許状が手渡されます。

やはりちょっと緊張しますね


これまでの努力とこれからの希望が胸にわき上がり、
思わず涙が…という方も。
諸先輩方もかつての自分を振り返り、感動を共有できた
素敵な瞬間でした。

そして最後は「合同授業」。
今回は「もっと和の文化に触れたい!」
という全ての方にご参加いただけるよう公開講座として
開催いたしました。

たくさんお集まりいただきました


「伝承(つたえ)たい おもてなしの心」と題し
「人に心を伝える形=作法」を
心をあくまで重視しつつ外的行為の妥当性を求める、という
江戸初期の儒学者中江藤樹の教えにもとづき
再構築していただきました。

演台の桜も花ひらき、おもてなし


お集まりいただいた60名ほどの受講者のみなさんは
外的行為の基本、“笑顔づくり”から実践。
“口角をあげ、目尻を下げ”た100点満点の微笑みで
会場を後にされました。


春を感じさせる柔らかな色合いのきものと口角のあがった素敵な笑顔です!


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